グルガチャ 望月亜美

結果への関与を可能にするカプセルトイマシンの制作


50年以上大きな変化のないカプセルトイマシン
カプセルトイマシンとは小型自動販売機の一種であり、硬貨を入れ回転式レバーを回すことでカプセルに入った玩具あるいはそれに類する商品を提供する機器である。1880年にアメリカで誕生し、1965年頃に日本に輸入された。現在では毎月約250種のカプセルトイが登場し、市場規模は約400億円となっている。しかし、中身の商品の進化とは対照的に、商品を提供する機械自体の仕組みは誕生から大きく変化していない。


結果への関与を可能にする
現在のマシンは「出てくるものは無作為に決まる」が「次に出るものは既に決まっている」という問題点があると分析する。結果への関与を可能にすることで、より満足感を高められるのではないかと考え、カプセルが入るマシン上部が回転する機構を加えて、ユーザー自身が中身をかき混ぜられる構造をデザインした。機械自体の魅力を増すことにより、カプセルトイを購入するという体験そのものに新たな価値を付加する事を目的としている。


Material:
アクリルパイプ、アクリル板   他

Dimensions:
H607× W250 × D295 [mm]