じぶんぶろっく 森美月
幼少期に育成される創造に対する意識
幼少期に育まれる、ものを作ることや絵を描くことに対する意識は、その後の造形、描画に対する態度に大きく関係する。本研究では、多種の玩具に触れる機会が多い点、遊びと学びを同時に得ることができるという点から、小学校に併設されている学童(正式名称:放課後児童健全育成事業)に通う小学生を対象に、ものをつくることや絵を描くことに対して楽しさを感じ、創造意欲の育成を目的とする玩具の開発を行う。
アクリルと鏡で児童の自由な発想を引き出す
学童の現地調査を元に、小学校低学年の児童に人気の高い「ブロック玩具」を制作する。ブロックの素材に透明アクリルを使用し、水性マーカーで着色、アルコールで消すことができる。何度も描き直すことができるため、児童の「間違うこと」への躊躇いを払拭する。そして、鏡の台にブロックを乗せたり万華鏡部品を被せたりすることにより、児童の描いたブロックの三次元的な表現はさらに空間的魅力を伴った世界へと領域を広げる。
Material:
アクリル、ミラーアクリル、PLA 他
Dimensions:
ブロック W140 × D140 × H10
台 W168 × D168 × H15
万華鏡部品 W208 × D208 × H100 (mm)