Leo 小瀬木良

東京都湾岸沿の海釣りに適した「たも網」の開発


東京都湾岸・たも網の現状
東京都湾岸の釣りは中大型魚が主なターゲットで、釣り場は柵が設置されている。たも網は、釣れた魚を掬い上げるため必要品とされる。しかし、既存のたも網は、捕獲の利便性は向上されているが、持ち運びの利便性は改善されているとは言えない状態と感じる。実際、東京都の現地釣り人10名中7名がたも網を釣具1番の不満点と挙げ、持ち運びが不便と挙げている。ユーザーの要求と向き合い、構造を検討する事で進化改善の余地があると考える。


折り畳みと展開の容易なたも網
「東京都湾岸沿の海釣りに適したたも網」をテーマに、折り畳みと展開が容易なたも網の開発を行う。シャフト(伸縮棒)に沿って折り畳む形状にする事により、既存のたも網の性能を維持しつつ、釣れた際に片手で展開状態に出来ることや折り畳んだ状態でたも網一体として移動可能など従来品にはない優位点を持つ。たも網の構造及び各部機構を見直し、素早く容易な展開を可能にする機構設計を行い、折り畳みたも網の新たな選択肢を提案する。


Material:
アルミ、キックバネ、ネジ、PLA  他

Dimensions:
折畳時 W125 × D16 × H450  (mm)
  展開時 W460 × D16 × H450  (mm)