cuo lamp 古川日菜
電気炉を用いた新たなガラス技法の研究
ガラスは紀元前年頃に発明され、現在に至るまで表現や
技法の進化を続けている。しかし日本においては伝統的工芸
品に登録されるガラス工芸品は品目のみであり、歴史が浅
く発展途上の工芸だと考えられる。また、日本各地でガラス
に関する展示会が頻繁に開催されているが、受賞作品の多く
は産業に活用できていない。本研究では、電気炉を用いて鋳造
ガラス内に銅線を封入する新技法の開発と、その応用方法の
研究を行う。。
銅の導電性と酸化着色を用いた照明器具の開発
電気炉を用いた鋳造ガラスの実験より、「酸化銅によるガラス
の青色変化」と「ガラス内銅線の導電性」に着目し、鋳造
ガラスへの銅線封入技術を確立した。そして本技術を活用す
るために、酸化銅によるガラス着色を「意匠」とし、ガラス内
銅線の導電性を「電気回路」に活用した照明器具の開発を
行う。ガラス内に封入される銅線をタッチセンサとして活用
することにより、ガラス表面の銅線に触れることで調光が
可能となる。
Material:
ガラス、銅線、LED 他
Dimensions:
W80×D80×H55 [mm]