flowin 前田悠斗
巧みな鳥類の飛翔原理
約 億 万年前に誕生したといわれる鳥類は、現在、
約, 種が生息している。翼やくちばし、足などの形状を
巧みに変化させ、哺乳類約, 種を超える種の数と広範な
生息地を獲得した。鳥類の飛翔能力は特に優れており、高い
機動性や安全性、静音性などから、現在も航空機に用いられ
ている固定翼や回転翼とは異なる飛行機構として研究開発が
行われている。人間が技術開発において学ぶべき点の多い
鳥類の飛翔原理を本制作においても応用する。
風の体感と視覚によるリラクセーション効果
空気の動きを生み出す構造を持つ、鳥類の「風切羽」を送風
方法に応用することで、周期的なリズム刺激によるリラクセ
ーション効果を生む送風装置の開発を行う。周期的な強弱を
持つ風の体感と、先行の送風装置とは異なる有機的な送風の
動きにより、その効果を提供する。羽の角度を固定するロック
機構、動きを滑らかにするカウンターウェイト、回転運動を
往復運動に変換するオフセットクランク機構を用い、現代的
な内装に合う意匠を実現する。
Material:
PLA、アクリル、ポリスチレン、ステンレス 他
Dimensions:
W200×D500×H410 [mm]