木つみき第分室マスコットキャラクター「つみつみ」 中田千聖
放課後等デイサービスにおけるマスコットキャラクターの活用
放課後等デイサービスは障害を持つ小中高校生が放課後に通う施設である。施設の子どもたちはその特性上、問題行動を度々起こしてしまう上に、的確な意思疎通が難しい。故にその指導でのコミュニケーションの際、教員と子どもの間にストレスが生じる。既存のマスコットキャラクターの活用事例調査により得た知見である「受取手に分かりやすく、情報伝達時のストレスを軽減できる」という利点を活かし、放デイで活用するためのマスコットキャラクターを制作し、効果の検証を行う。
パペットが新たなコミュニケーションを生む
マスコットキャラクターは、回の制作・投票を経て子どもと教員の双方に支持を得た、施設名のつみきをモチーフとした「つみつみ」を最終案として提案する。また、キャラクターの活用方法として、リアルタイムのコミュニケーションが可能な「パペット」を制作する。施設で実施した使用検証では子ども同士のコミュニケーションの活性化が見られ、つみつみのパペットには楽しさを付加する効果が強い事を確認した。本研究が、放課後等デイサービスの子どもたちの新たなコミュニケーション経験を創出すること願う。
Material:
ポリエステル、ウレタンスポンジ、綿 他
Dimensions:
W450×D210×H450 [mm]