高齢労働者をリードユーザーとした可搬型バッグシーラーの開発

八百屋の現状
青果店（八百屋）はスーパーマーケットと異なり小規模・地域 密着型の店が多い。地元住民との会話を通した接客を大切に している八百屋従事者もおり、地域を見守り活性化する重要 な役割を果たしている。しかし、今日では従事者の高齢化や 店舗数の減少が進行しているという現状がある。八百屋での 業務は青果の運搬や袋詰めなど体力が必要なものが多く、 高齢労働者にとって身体的負担が大きいと考える。


装着する可搬型バッグシーラー
八百屋でのフィールドワークを通して、小規模な店内では青果 の袋詰めを行う作業場所の確保が困難であり、段ボールや椅子 の上など仮設の場所で屈んで作業をしているという問題を発見 した。そこで本研究では青果を梱包する際の必需品である バッグシーラーに着目し、高齢労働者に向けた可搬型バッグ シーラーの制作を行う。機械の軽量化を図り体に装着すること で、屈まずに場所を選ぶことなく作業を可能にする器具を提案 する。


Material：
PLA、ポリエステル、ステンレス　他

Dimensions：
使用時 W170 × D89 × H153 折り畳み時 W170 × D160 × H44　[mm]