HENNGE1/6 小澤叶萌
生活の変化におけるパーティションの必要性
コロナ禍以降テレワークが定着し、自宅でも遠隔会議を行う
機会が増えている。働き方の変化に伴い、家庭内で遠隔会議
用プライベート空間を確保する必要性が高まっている。
パーティションは空間を仕切るために有用だが、家庭で使用
するには大きさや重量、形が配慮されておらず、設置・収納
が難しいため敬遠されてしまう。本研究では家庭で使いやすい
パーティションとは何かを見極め、素材・設置・収納方法を
研究しながら、パーティションを開発する。
家庭で使いやすいパーティションとは何か
本研究は、機能面と心理面に配慮し制作を行う。機能面は、
構造体にプラスチック段ボールを使用し、軽量化と必要十分
な安定性を実現する。また、構造体にマグネット付き円盤を
補強材として取り付け、回転させながらマグネットを着脱さ
せることにより容易な形態変化を可能にする。一方、心理面
は室内の雰囲気が損なわないよう日本人に馴染みのある木調
と講和する色を選択する。光沢感のある遮光カーテン用生地
を採用することで、室内の印象を明るく、安らぎを添える。
Material:
遮光カーテン用生地、マグネット、プラスチック段ボール、ポリカーボネート 他
Dimensions:
展開時 W1800×D15×H1700
収納時 W600×D75×H850[mm]