Stridy 九石和樹
従来の松葉杖は都心部の通勤には適していない
今日の東京都内は人口密度が高く、通勤通学の時間帯に駅構内
や周辺地域が混雑する。しかし、従来の松葉杖は二本の杖を
脇に挟んで使用するため、歩行時に多くの空間を要する。
そのため、混雑時に使用することは物理的に困難であり、
心理的にも不安感がある。しかしながら、東京都内で電車を
使用し通勤通学すると考えられる~歳の松葉杖使用者は
推定年間万人存在し、多くの松葉杖使用者が通勤通学時に
煩わしさを感じていると考える。
東京都内での通勤通学に適した歩行補助具
東京都内での通勤通学を快適に行うための、松葉杖に代わる
歩行補助具を制作する。従来の松葉杖よりもコンパクトな
歩行を実現するため脚に装着する構造を採用し、固定部を
減らすことで学校やオフィスでの取り回しを向上させる。
また意匠性の劣る福祉機器を使用する劣等感、心理的負担が
回復を阻害するという現状を考慮し、歩行補助具の審美性を
追求する。使用者の精神的苦痛を取り除き、回復を阻害しな
い意匠を目指す。
Material:
PLA、CFRP、ポリウレタン 他
Dimensions:
W350×D220×H745 [mm]