ぱるもるず 奥村夏鈴

パルプモールドを用いた小規模生産張子人形の制作


張子文化の現状
「張子」とは木型に紙を貼り重ね、乾燥後に内部の型を取り除く ことで成形する伝統技法で、日本各地の郷土玩具に用いられてきた。 しかし近年、職人不足に加え生産効率が低いため製造コストが高騰し、 消費者にとって価格に見合う現代的な魅力が 十分発揮されていない。本研究では、デジタルファブリケーション 技術を活用し、小規模生産に適した新たな張子人形の製造 方法を確立し、現代の消費者に響く新たな価値を持つ張子人形を提案する。


パルプ真空成形法
現在、張子達磨はパルプモールドの真空成形法を用いて工業生産されている。 職人なしで大量生産が可能となった一方高額な初期費用と大規模設備が必要であり、 小規模事業者にとって参入が困難である。このプロジェクトでは、乾湿両用掃除機と 3Dプリンタの型を用いて、多品種少量生産に適した製造方法を確立する。 加えて、現代のニーズや感性を反映したキャラクターデザインを提案し、張子文化の活性化を試みる。


Material:
和紙 、再生紙 、顔料 他  

Dimensions:
人形 : W110 × D60 × H50 [mm]
型  : W94.5 × D94 × H127.5 [mm]